中核与党・国民国家の力党　首相候補はプラウィット党首のみ

中核与党・国民国家の力党（PPRP）はこのほど、次期総選挙後の首相選としてプラウィット党首（副首相）だけ擁立する予定だと発表した。法律では総選挙で25議席以上獲得した政党は首相選にそれぞれ３人まで候補を擁立することができる。

2019年の前回総選挙での首相選ではPPRPが擁立したプラユット氏が首相に選ばれることになった。プラユット氏がPPRPに入党することはなかったが、数か月前までは次期総選挙でもPPRPから首相選に立候補するものとみられていた。だが、同氏は先に新党・タイ団結立国党（ユナイテッド・タイ・ネーション党）に正式に参加し、同党から首相選に立候補する予定であることが表明された。次期総選挙の首相選ではプラユット氏とプラウィット氏の真っ向勝負となる公算が大きいが、プラウィット氏は「兄弟のような２人の関係に変わりはない」と強調している。