プラユット首相が明言 「クーデターはもう起きない」
プラユット首相は3月9日、「クーデターは2014年のものが最後で、もう起きることはない」と明言した。クーデターについては、プラウィット副首相が最近言及したこともあってか、総選挙を前に懸念が高まっているとも伝えられている。
プラユット首相によれば、2014年5月の軍事クーデターは深刻な政治的混乱・対立を収めるために決行されたものだが、そのような深刻な対立は現在、存在しないという。このクーデターによってタクシン派・タイ貢献党を中核とするインラック政権に終止符が打たれることになった。
なお、2014年のクーデターは当時陸軍司令官だったプラユット首相が主導したもので、タイが立憲君主制に移行した1932年から数えて19回目のクーデターとなっている。