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タイ最大野党副党首 首相指名めぐる政権党との密約を否定

タクシン派の最大野党・タイ貢献党のプムタム副党首は3月27日、同党と中核与党・国民国家の力党(PPRP)がPPRP党首のプラウィット副首相を次期首相とするという密約を交わしたとの見方について「事実無根」と述べ全面的に否定した。

この「密約」はPPRPのウィラット副党首から漏れたものという。同副党首によれば、タイ貢献党に強い影響力を持つタクシン元首相がプラウィットPPRP党首を首相とすることに同意したとのことだ。

だが、プムタム副党首は、「彼は夢でも見ているのだろうか。そのような事柄は党の役員会に決定権があるが、役員会は何も決めていない」と一蹴。タイ貢献党では、総選挙後の首相選において軍部の影響を受けている上院議員の意向が結果に強く反映されないよう、310議席以上の獲得を目指しており、自党から首相を出すという方針に変更はないという。

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