ブリラム県 投票箱運搬時に不正疑惑 住民が選管に訴え
今回の総選挙でタイ東北部ブリラム県の投票所から投票箱を運搬する際、非常に時間がかかったケースがあり不正が疑われるとして、ノーンスワン郡とノーンキー郡の住民10人が6月14日、同県の選挙管理委員会に調査を要請した。
これら住民によれば、投票日の5月14日、投票が締め切られたあと、投票箱が開票・集計のためノーンスワン郡役所からノーンキー郡役所に運ばれたが、距離が約20キロに過ぎないにもかかわらず、投票箱の運搬に約4時間半がかかっていたという。
ブリラム県はタイ威信党の牙城で、同県の10ある小選挙区のすべてで同党候補が当選となったものの、ノーンスワン郡とノーンキー郡を含むブリラム7区ではタイ威信党候補は次点との差がわずか215票あまりと辛うじて当選をものにしており、投票用紙の運搬途中に不正があったのではないかと疑う声も出ている