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首相と下院議長のポスト 2党間でバーター合意が成立か

首相指名選挙では上院議員の反発が強くピタ前進党党首が十分な賛成票を得ることができず首相になれないとの見方も出ているが、タイ貢献党関係筋はこのほど、貢献党が譲歩して下院副議長2人を同党から出すだけに止め前進党が下院議長ポストを得るのを許容する一方で、首相選では前進党のピタ党首が過半数票を得られなかった場合は同党が譲歩して貢献党による首相ポスト獲得を許容するとの考えを示した。この件については、6月29日に貢献党本部でペートンターン氏やセーター氏などの貢献党幹部とシリカンヤ前進党副党首などが意見を交わし、基本合意が成立しているという。

また、ピタ党首の首相ポスト獲得が不成功に終わった場合、貢献党がこれまでプラユット政権を支えてきた政党と手を組んで首相ポストを獲得するというシナリオもありうるが、その場合、前進党の支持者らが強く反発し、新政権による安定的な政権運営が困難になる可能性が高いとタイ貢献党ではみているようだ。

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