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最高裁 タリット元DSI局長に禁錮2年の有罪判決

2010年にバンコクなどでタクシン派の反政府勢力が暴力的な抗議運動を展開したことから、国軍による制圧などで多数の死傷者が出ることになったが、この出来事の扱いに絡んで当時の法務省特別捜査局(DSI)のタリット局長に不公正な判断・命令があったと当時のアピシット首相とステープ副首相が訴えていた。

この訴訟を審理していた最高裁判所は7月10日、タリット元局長の罪を認め、禁錮2年の有罪判決を言い渡した。タリット氏については、DSI局長時代に「タクシン派への肩入れが過ぎる」との指摘も出ていたが、一審ではアピシット氏側が敗訴。しかし、二審では逆転勝訴となり、タリット被告に禁錮2年が言い渡された。そして今回、最高裁で二審を支持する判決が下された。

最高裁の説明によれば、タリット局長(当時)はデモ隊に死傷者が出たことについてアピシット首相とステープ副首相の責任を問うべく捜査を命じたが、そのような権限はDSI局長にはなく、そのため、タリット局長の命令は法的に認められないものだったという。

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