前進党 「国民国家の力党・タイ団結立国党とは手を組まない」
前進党はこのほど、党内で話し合いを行い、連立政権樹立においてプラユット政権の中核与党・国民国家の力党、およびプラユット首相の所属していたタイ団結立国党と手を組まないという点で意見が一致した。
保守勢力側のこれら2党は前進党に代わって新政権樹立を目指しているタイ貢献党に接触しており、新政権に参加する可能性がある一方で、不敬罪を規定した刑法112条に手を加えようとしている政党すなわち前進党とは組まないと貢献党側に伝えているという。
不敬罪については人権や表現の自由の観点から廃止する国もあり、国際社会からも否定的な意見も出ているが、ウィロート前進党議員によれば、タイでは政敵の台頭を阻止するため不敬罪が悪用されてきたとのことだ。