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一部上院議員がセーター氏の首相就任に反対か

新しい連立政権の樹立に向けた動きを主導しているタイ貢献党は近く行われる見通しの首相指名選挙の第2回投票で不動産大手センシリの元CEO、セーター氏を首相に推挙する方針とされるが、同投票でほとんどの上院議員がセーター氏に投票するかは今のところ不透明という。

首相指名選挙では、下院議員500人、上院議員249人の計749人の過半数の賛成票を得た者が首相指名を獲得することになる。首相選の第1回投票では前進党のピタ党首が同党が不敬罪を規定した刑法112条の改正を掲げていることなどが原因で多くの上院議員の支持を得ることができず、首相指名獲得に失敗した。 そして今、前進党に代わって貢献党が新政権を構えようとしているが、貢献党のセーター氏も首相指名を獲得するには相当数の上院議員の支持が不可欠とみられている。貢献党としては上院議員に嫌われるのを避けるため、刑法112条改正に手をつけないことを鮮明に打ち出しているが、関係筋によれば、ここに来てセンシリの脱税にセーター氏がCEOとしてかかわっていた疑惑が浮上している。このせいで上院議員の中からセーター氏に賛成票を投じない者が出ることも考えられるとのことだ。

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