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タイ貢献党候補への投票 上院はいまだ賛否両論か

 タイ貢献党が連立政権を樹立できるか否かは、同党の首相候補、セーター氏が上下両院議員による首相指名選挙の第2回投票で過半数の賛成票を獲得できるかにかかっている。第2回投票でも上院議員249人が誰に投票するかが非常に重要になると予想されるが、今のところ上院はセーター氏に投票するかどうかで意見が割れているという。

セーリー上院議員によれば、上院議員がセーター氏支持に回るには、まず同氏に首相になる資格があるか、そして、貢献党が掲げている政策、例えば国民全員に1人当たり1万バーツを給付することなどを実現するための資金をどこから調達するかなどをチェックする必要があるという。

また、ワンチャイ上院議員などは、「上院議員の9割以上がセーター氏に投票する」と公言しているが、セーリー議員によれば、実際にそうなるかどうかは現時点ではわからないという。 なお、首相選の第1回投票では、総選挙で最多議席を獲得して第1党となった前進党のピタ党首が首相に推挙されたが、上院議員の支持が少なくて首相指名獲得に失敗。その約1週間後にやり直された首相指名選挙では、前進党が再びピタ党首を首相に推挙したものの、これが上下両院議員の投票で却下され、予定されていた第2回投票は延期になった。この再推挙却下については、憲法違反との訴えが憲法裁判所に提出されており、憲法裁がどのような判断を示すかに注目が集まっている。

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