タイ貢献党の首相候補 「土地取得での不正はない」 チュウィット氏に反論
タイ貢献党の首相候補の1人、セーター氏はこのほど、同氏が不動産大手センシリのCEOを務めていた際に同社が不正を働いたとのチュウィット元下院議員の指摘に反論した。チュウィット氏は、センシリはバンコク都内の土地取得において不正な手段を用いていたとしている。
チュウィット氏は元特殊浴場経営者で裏社会にも精通しているとされ、最近では警察の不正暴露で注目を集めている。同氏によるセーター氏絡みの不正疑惑暴露は2回に及ぶ。
これに対して、セーター氏は、透明性が保たれており、不正はないと説明。センシリ側も土地購入手続きには何も問題がないと主張している。なお、セーター氏はすでにチュウィット氏の発言で名誉を傷つけられたとして5億バーツの賠償を求める訴訟を起こしている。