タクシン元首相の民間病院への転院 法務省が否定
8月22日に帰国して収監されたタクシン元首相が民間病院に転院したとの情報が出回っているが、法務省のサハカン副事務次官は8月24日、「事実ではない。タクシン元首相が私立病院に移った事実はない」と明言した。
元首相は収監されたその日の夜に胸苦しさなどを訴えたことからバンコク中心部の警察病院にヘリコプターで搬送されたが、今も警察病院に入院中という。サハカン副事務次官によれば、元首相が警察病院に入院中の写真を証拠として提示すればよいのだろうが、個人の権利の問題があって、それはできないとのことだ。
元首相は警察病院の特別室に入院していると報じられており、これに「特別扱い」といった批判も出ているが、警察病院は「VIP待遇ではない」と釈明している。