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有罪判決受けたタクシン派元弁護士の入閣に疑問の声

 タイでは新内閣発足に向けて閣僚候補の資格チェックなどの必要な手続きが進められているが、ここに来て、タクシン元首相の弁護士を務め、法廷侮辱未遂で有罪判決を受けたことのあるピチット氏が首相府相候補となっていることに批判的な意見が出ている。

ピチット氏は過去にタクシン首相夫妻がバンコク都内の土地購入に絡む不正で罪に問われた際、夫婦に有利な判決が下るよう最高裁判所職員に紙袋入りの現金200万バーツを受け取らせようとした法廷侮辱未遂で2008年6月に禁錮6か月の有罪判決を受けている。その後、同氏は弁護士資格を剥奪された。

ランシット大学法学部のコムサン副学部長によれば、ピチット氏は刑事訴訟法ではなく、民事訴訟法にもとで法廷侮辱未遂とされたもので、憲法が規定した閣僚の欠格事項には該当しないという。その一方で、過去の行いを考慮すると、同氏の首相府相就任は倫理的に問題とのことだ。 なお、8月29日に警察病院に入院中のタクシン元首相を10人が見舞ったというが、その1人がピチット氏だった。

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