タイ貢献党のチョラナン氏が党首を辞任
間もなく正式に誕生する連立政権の中核をなすタイ貢献党を2021年10月から率いてきたチョラナン氏が8月30日、党首を辞任した。同氏は総選挙の選挙運動期間中の4月28日に行われた演説会で、「我が党が(最大与党としてプラユット政権を支えてきた親軍部の)国民国家の力党と連立を組むようなことがあれば、私は党首を辞任する」と公言しており、この公約を果たすために辞任することになった。
ただ、党首は辞任するものの、下院議員は辞職せず、また、保健相に任命される見通しであり、大臣は務める意向とみられる。同氏は、「新政権の樹立はほぼ完了しており、貢献党は17の閣僚ポストを得る見通し。私は任務を遂行できたので、党首辞任にちょうどいいタイミングと判断した」と説明している。
貢献党のプラサート幹事長によれば、新しい党首と執行役員は60日以内に投票で選ばれる予定で、それまでチュサク副党首が党首を代行することになる。