タイ新首相が施政方針演説 野党は「具体性に欠ける」
新内閣の正式発足を受けてセーター首相は9月11日、新政府の基本方針や政策についての姿勢を示す施政方針演説を行った。この中で首相は、タイという国が現在、病人のような状態にあり、治療のために電子マネー1万バーツ給付やエネルギー値下げなどを処方する必要があると説明した。
同首相はさらに、貧困と不平等が国家の実力発揮を阻害し、国民の自信を削いでいるとして、新政府がこれらの問題を克服して国を前進・発展させると強調した。 これに対し、野党側からは、「具体性に欠ける」「(タイ貢献党などが)選挙公約としていた支援策の中に施政方針演説に盛り込まれていないものがある」といった不満・批判の意見が出ている。