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次期警察庁長官はトーサク大将 最有力候補に突然の違法賭博容疑

警察の最高意思決定機関である警察委員会が9月27日、セーター首相を議長に開かれ、ここで今年度末(9月30日)をもって定年退官するダムロンサク警察庁長官の後任に現在副長官を務めるトーサク警察大将を任命することが決まった。トーサク大将は犯罪制圧課で成果を上げて頭角を現した警察官だ。

関係筋によれば、次期長官は7人いる副長官のうち4人から選ばれることになっており、スラチェート大将が次期長官の最有力候補とされていたが、同大将は先ごろ違法賭博関連の容疑で警察の家宅捜索を受けており、長官就任の可能性はなくなったとの見方が支配的だった。

一方、長官ポストを逃したスラチェート副長官は、違法賭博にかかわったことはなく、潔白であり、また、自宅が家宅捜索を受けたのは、警察部内の政治力が作用した結果と釈明した。

副長官はさらに、自分が捜査にかかわった事件を報じてくれた記者が金銭的に恵まれていないことから1回当たり1万バーツほどを渡していたこと、警察に金銭的余裕がないことから自身の捜査チームの経費として1か月当たり150万バーツほどを自腹で負担していたなどと明らかにした。副長官の基本給は月7万8000バーツほどだが、妻の実家が南部ソンクラ県で運送業や不動産業で成功した資産家であり、資金を妻に頼っていたとのことだ。

なお、「警察庁長官の座に最も近い警官」などと報じられていたが、副長官自身は長官就任を強く望んでいたわけではないとしている。

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