セーター首相が中銀トップと会談 同調・反発が混在
セーター首相兼財務相は10月2日、タイ中央銀行のセタプット総裁と会って話し合いを行った。会談後首相は、「経済、財政、金融について45分間話し合ったが、同意できる点とできない点があった。今後も話し合うつもりだ」と述べた。
セーター首相によれば、政府が打ち出した政策を中銀側の指摘で変更することはないものの、首相と中銀総裁は定期的に意見交換するのがよいという。ただ、両者の間に対立関係はなく、総裁の意見は傾聴に値するとのことだ。なお、これまでに、「セーター首相がセタプット総裁解任を考えている」と報じられ、首相がその可能性を全面否定したことがある。