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首相候補に王女を擁立したタイ国家維持党 選挙運動難航必至

タクシン派のタイ国家維持(タイラクサーチャート)党はウボンラット王女殿下を同党の首相候補に選んだことで国王陛下のおしかりを受けることになったが、今後の展開次第では解党処分を受ける恐れもあり同党首脳陣は、タクシン派の選挙戦略にダメージを与えぬためにはどうすればよいかについて苦慮している最中という。

検討されている同党の対応としては、王女殿下を首相候補に選んだ党幹部が現在の役職から退く、国王陛下のお許しを求めるなどが含まれるとのこと。また、中央選挙管理委員会は2月15日までに総選挙の立候補者と各党の首相候補を正式発表する予定だが、タイ国家維持党内からはウボンラット王女殿下が首相候補として発表されるか否かを見極めてから党の対応を決めるべきとの声も出ているという。

なお、タクシン派の本家であるタイ貢献党は選挙制度の変更に伴いタイ国家維持党と役割分担するなどしてタクシン派の得票、議席を可能な限り増やす戦略であり、タクシン派としてはタイ国家維持党から誰も立候補しないという事態だけは是が非でも避けたいところだ。

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