アフリカ諸国が10年貯蔵米の購入に関心 タイ外務省が各国の大使館に競売詳細説明へ
タイ政府は、10年前に当時のインラック政権が買い上げたコメ約1万5000トンが東北部スリン県の倉庫に貯蔵されていたことを確認し、このコメを競売にかけて売ろうとしているが、これにアフリカの国々が関心を示している。
この長期貯蔵米については、品質を問題視する指摘も出ていたが、これまでに政府機関や民間研究機関が行った検査では、「安全に食することができる品質」との結果が出ている。コメの競売については、タイ外務省が関心を示しているアフリカ諸国の大使館に対し説明を行う予定だ。
公共倉庫機構(PWO)によれば、政府買い上げ米は、スリン県内の2カ所の倉庫に10年間にわたり、それぞれ1万1656トン、3356トン貯蔵されていた。