上院議員選 最大野党・前進党など主要政党関係者が多数当選か 正式発表は7月2日
先ごろ5年任期を満了した上院議員250人に代わる新上院議員200人を決める上院議員選挙は、立候補者同士の投票による互選がすでに2回行われており、あとは6月26日の最終の互選を経て7月2日の当選者発表を待つばかりとなっている。このなか、ポンペット上院議長(代行)は6月19日、最大野党・前進党を含む主要政党とつながりのある者が当選者の大多数を占めるとの見方を示した。
前進党は、昨年5月の総選挙で最多議席を獲得したものの、首相指名選挙で党首を首相にすることができず、獲得議席数で第2位のタイ貢献党に政権樹立の役割を譲ることになった。また、前進党は総選挙の運動期間中の不敬行為で有罪となっており、近いうちに解党処分を受けるとの見方が強まっている。 ポンペット議長は、「皆さんも知っての通り、実際に誰が当選するかはまだ分からない。だが、私の推測では、前進党を含む主要政党と関係のある者たちが新上院議員の大部分を占めるだろう」と述べるとともに、「今回の上院選には不正が疑われる点も存在するが、それに対処するのは中央選管の務め」と付け加えた。