タクシン元首相特別扱い疑惑 調査は遅々として進まず 個人情報保護が障壁
タクシン元首相が一昨年8月末に15年ぶりに帰国し、首相在任中の罪で収監されたものの、実質的に警察病院の特別室に入院する形で服役することが認められことについては、法や規則に違反した特別扱いがあったとの指摘が多数浮上。ただ、この点について国家汚職制圧委員会(NACC)のサロート事務局長は3月23日、個人情報の保護などが障壁となって調査が進んでいないと認めている。
タクシン氏は帰国してすぐに収監されたが、その日のうちに体調不良を訴えて警察病院に緊急搬送され、その後は一度も刑務所に戻ることなく、仮釈放を経て昨年8月31日に刑期満了で正式に釈放となった。そのため、タクシン氏の「病気」については詐病を疑う声が多く出ているものの、警察病院を含め関係当局は個人情報であることを理由に治療内容などの公開を拒否している。