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首相不信任案審議 タクシン元首相の「特別待遇服役」を野党が糾弾 首相は逃げの答弁

ペートンタン首相の不信任案に関する審議2日目の3月25日、最大野党・人民党のランシマン議員が首相の実父タクシン元首相の健康状態に関する首相の発言について質問した。

同議員によれば、タクシン氏は一昨年8月22日、15年に及ぶ事実上の亡命生活に終止符を打ちタイに戻ったが、帰国の2日前に首相は「父は健康」と発言。だが、タクシン氏は帰国直後に複数の疾患があると診断され、警察病院の特別室に長期入院する形で服役することになったことから、快適な服役を可能とするためタクシン氏が病気と偽った可能性があるという。

この質問に対しペートンタン首相は、「私は当時、(首相ではなく)何も権限はなかった」などと返答。関係当局によるタクシン氏特別扱いの可能性を否定した。

また、不信任案審議では、タクシン一族による不動産取得について、野党議員から「法的に問題」との指摘があったが、首相は、関係当局が合法であることを確認済みであるとして、法的に問題はないとの立場を繰り返した。

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