ペートンタン首相不信任決議案 下院で否決 野党5人が「裏切り」 与党4人が棄権
ペートンタン首相の不信任決議案は26日に採決が行われ、下院議員の大多数の反対をもって否決された。これを受け首相は、反対票を投じた議員らに謝意を示すとともに、「内閣改造をする必要はない」との考えを明らかにした。
採決では出席した下院議員487人中319人が反対、162人が賛成、7人が棄権した。また、野党・タイサーンタイ党所属議員6人のうち5人が反対票を投じたことを、同党創設者のスダラット党首は「投票してくれた有権者への裏切り」と非難した。また、棄権した議員7人のうち4人は、チュアン氏、バンヤット氏、チュリン氏など連立政権参加に否定的だった与党・民主党幹部だった。
なお、最大野党・人民党のナタポン党首によれば、同党は不信任案審議で野党が取り上げた首相の疑惑については独立機関に捜査を要請する方針とのことだ。