連立政権樹立のキャスティングボートを握るタイ威信党

今回の総選挙では下院(定員500)で単独過半数となる議席数を確保した政党はなく、そのため、複数の政党が連立政権を組むことが不可避となった。

タクシン派陣営の中核をなすタイ貢献党と親軍部陣営の要である国民国家の力党が中小政党の取り込みに躍起になっているというが、3月25日の時点で獲得議席51~53でまだ態度を明確に示していないタイ威信(プムチャイタイ)党がどちらの陣営が連立政権を樹立できるかの鍵を握っているとの見方が強まっている。

一方、新首相は今回選ばれた下院議員500人と事実上軍部が選んだ上院議員250人の国会議員計750人による投票によって票獲得率5%以上の政党の首相候補の中から選ばれる。このため、タイ貢献党は、「タイ貢献党が最多議席を獲得したのであり、これが国民の声。上院議員は国民の意思を尊重すべき」とアピール。一方、国民国家の力党は、獲得議席数ではタイ貢献党に及ばなかったものの、獲得票数が最多であったことから、「我が党にこそ連立政権を構える正統性がある」と訴えている。

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