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民主党新党首にチュリン氏 親軍部陣営による連立政権樹立に影響か

総選挙で52議席(5月16日時点)を獲得した民主党は5月15日、チュリン党首代行を新党首に選出。そのため、チュリン氏率いる民主党がタイ貢献党を中核とする陣営に加わる可能性が浮上してきたことで、親軍部の国民国家の力党による連立政権樹立が頓挫する可能性がわずかながら出てきた。

反タクシンの姿勢を貫いてきた民主党は今回の総選挙で大きく議席を減らしたことからこれまで党首を務めてきたアピシット氏が責任をとり党首を辞任。また、民主党は反タクシンの姿勢を貫いてきたことからタクシン派・タイ貢献党の陣営には加わらず、国民国家の力党の陣営に加わるものとされてはいるが、同党は「新しい党首、役員のもとで進むべき道を決める」として、どちらの陣営につくかをまだ明らかにしていない。

なお、チュリン氏を党首に推していたアピシット前党首、チュアン元党首、バンヤット元党首らは、国民国家の力党が連立政権を樹立し、プラユット現首相が引き続き首相を務めることには反対との姿勢を以前から明らかにしている。

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