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ソムサク副首相 法務省管轄から外される タクシン元首相への過剰擁護が問題視

タイでは副首相にそれぞれ管轄する省庁が割り振られているが、ソムサク副首相(前法相)が法務省管轄から外されることになった。関係筋によれば、タクシン元首相(74)が警察病院特別室に入院しながら服役していることへの批判にソムサク副首相が過剰反応していることがその理由という。

今回の副首相の管轄省庁の変更は、ソムサク副首相、ピーラパン副首相兼エネルギー相、プムタム副首相兼商務相に割り振られた管轄省庁を入れ替える形で行われており、12月25日にセーター首相がこの変更に関する文書に署名。これによってソムサク副首相が管轄していた法務省はピーラパン副首相兼エネルギー相の管轄に変更された。

関係筋によれば、タクシン元首相の特別扱い疑惑が過熱するのを避けるべくセーター首相もタウィー法相も元首相の特別室入院について「矯正局と警察病院の規則に従ったもので問題ない」とだけ説明しているものの、ソムサク副首相は、下院警察委員会が容体を確かめるために元首相への面会を予定していることに強く反発し、法的措置を執る構えまで見せていた。

このようなソムサク副首相の反応が火に油を注ぐ結果となりかねないとの懸念から、ソムサク副首相に元首相の特別扱い疑惑に関する発言をやめさせるため法務省管轄から外したようだ。

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