批判集まるタクシン元首相の「特別待遇」 矯正局長が近く疑問に回答
禁錮1年を言い渡されたタクシン元首相が所定の手続きを経ずに警察病院特別室に入院しながら120日以上服役しているとの疑いが浮上しているが、矯正局のサハカン局長は1月9日、「来週すべての質問に答える」と述べた。
同局長によれば、元首相が最初に収監された刑務所の医師と警察病院の医師が提供する元首相の容体に関する情報を照合するのに時間が必要なため、すぐには質問に答えられないとのことだ。
タクシン元首相は昨年8月22日に15年ぶりに帰国し、その日のうちに最高裁判所で禁錮8年(のちに禁錮1年に減刑)を言い渡され収監されたものの、すぐに体調不良を訴え警察病院に移送された。以降、特別室に入院したままとなっている。
元首相の容体詳細が発表されていないこともあり、「元首相の特別扱いが罷り通っている」といった批判的な意見が出ている。