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タイ反汚職機関 インラック元首相の職権乱用を裏付け

国家汚職制圧委員会(NACC)はこのほど、2013年に当時のインラック首相らが職権を乱用してインフラ開発プロジェクトの周知活動に巨額の予算を投入させたことを裏付ける証拠が見つかったと発表した。

NACCのニワッチャイ副事務局長によれば、2億4000万バーツをかけて周知活動を行わせたことは刑法151条と157条などに抵触するという。

周知活動では、インフラ開発プロジェクトの必要性、財源を確保するため政府による2兆バーツの借り入れを可能にする法律の制定の必要性などが宣伝されたが、これについては憲法裁判所が「違憲」と判断したことから周知活動につぎ込まれた2億4000万バーツが無駄となった。

なお、インラック元首相も実兄のタクシン元首相もともに汚職などの容疑でタイで裁かれるのを嫌ってタイから逃げ外国で逃亡生活を続けている。

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