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タクシン元首相による院政の可能性 プームタム副首相が否定「セーター首相が実権掌握」

タクシン元首相が2月18日に仮釈放されたことに伴い、同元首相がタイの政治に影響力を行使するとの見方が出ている。だが、プームタム副首相兼商務相は19日、「セーター首相が実権をしっかり掌握しており、引退したはずの者が表舞台にいる者を差し置いて影響力を行使することはない」としてタクシン元首相が院政を敷くのでは、との憶測を否定した。

セーター首相は中核与党・タイ貢献党に所属しているが、同党はタクシン派の中核政党であり、以前から「事実上の党首はタクシン氏」と言われてきた。現在タクシン氏の次女、ペートンターン氏が党首を務めている。

タクシン首相(当時)の右腕とされたプームタム副首相は、「タクシン元首相に会いに行くのか」との質問に、「タクシン氏を尊敬する者にとって彼に会い行きたいと思うのは自然なこと。私も彼を愛しており、会いに行きたい。彼とは何年も一緒に仕事をした仲。だが、まず彼には家族とともに過ごす時間を必要。そのうちチャンスがあれば、会いに行きたい」と返答した。

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