タクシン元首相の末娘　最大野党の首相候補に抜擢か

タクシン派とされる最大野党・タイ貢献党では結束を強化するため、事実上の亡命生活を続けているタクシン元首相の末娘、ペートンターン氏（35）を同党のキャンペーンの責任者に選出したが、現在、同氏が同党の首相候補に指名されるか否かに注目が集まっている。早ければ来年初めにも実施される可能性のある下院総選挙では候補者を擁立した政党が推す首相候補の中から首相が選ばれることになる。

政界観測筋によれば、次期総選挙ではペートンターン氏が党の首相候補に選ばれる可能性が極めて高いという。タクシン元首相の一族からは妹のインラック氏も２０１１年から３年間首相を務めているが、兄同様17年に裁判途中で国外逃亡。それ以来事実上の亡命生活を送っている。