中国からの潜水艦購入 首相が取りやめの可能性に言及
プラユット首相は4月4日、中国との間で合意された潜水艦購入について、中国側が契約通りのエンジンを備えた潜水艦を提供できない場合は購入を取りやめることになると述べた。中国がタイに売る予定の039型のS26潜水艦に取り付けられるMTU396型ディーゼルエンジンについては、メーカーのドイツ企業が中国に供給するのを拒んでいるとも報じられている。
国防相を兼任するプラユット首相によれば、タイ海軍には2国間で合意された通りの潜水艦の調達に向けて最善を尽くすよう指示したものの、中国側が提供できないのであれば、購入契約を破棄するしかないとのことだ。
タイは2017年5月、中国から039型のS26潜水艦を135億バーツで購入する契約に調印している。