新党・タイ未来創造、ソムキット元副首相を首相候補に擁立へ

最大与党・国民国家の力党（PPRP）元党首のウッタマ元財務相らが立ち上げた新党・タイ未来創造（サーンアナコットタイ）党は4月21日に開いた総会で、次期総選挙では経済のエキスパートとされるソムキット元副首相を同党の首相候補として推すことを決めた。

ウッタマ氏は2020年に党内抗争により同党を離脱し、閣僚を辞したが、時を同じくしてソムキット氏も健康問題を表向きの理由に副首相を辞していた。今回の総会で党首就任が発表されたウッタマ氏は出席者に対し、「わが党の目指すところは経済的困窮の解消であり、ソムキット氏にわが党の首相候補になってもらうよう要請する」と明言した。

なお、早ければ来年早々に実施される見通しの次期総選挙で、タイ未来創造党は下院の総議席数500のうち50議席を獲得することを目標としている。