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遅刻した従業員2人に計24回のむち打ち 料理店オーナー「合意ができていた」

東部チョンブリ県パタヤ市でこのほど、料理店のオーナーが遅刻した従業員をむち打ちにし、従業員が警察に被害届を提出したことが大きな話題になっている。

タイ式焼き肉としゃぶしゃぶ鍋を同時に提供する「ムーガタ」と呼ばれる料理を提供している店で、女性オーナー(33)が遅刻してきた従業員の男女2人(夫婦)をむち打ちにし、その様子を撮影した動画がネットにアップされた。男性従業員の母親(37)がその動画を見てむち打ちの事実を知って息子夫婦に法的措置を勧め、2人が警察に被害届を提出。母親によれば、示談で済ませようと思ったものの、オーナーが現れなかったことから被害届を提出することにした。

男性従業員(18)によれば、むち打ちは1人12回の予定だったが、男性はむち打ちを18回受けて、妻のむち打ちを半分の6回に減らしてもらったとのことだ。

一方、オーナーはマスコミのインタビューに対し、「むち打ちは店側と従業員の間で合意されていたことだった」と説明。当初、従業員の遅刻対策として、遅刻1分当たり5バーツの罰金を科していたが、効果がなく、オーナー側から遅刻した者を2週間の出勤停止にすることを提案。だが、これには従業員側がチップ収入を得られなくなるとして反対し、代わりに遅刻10分当たりむち打ち1回を提案してきたとのことだ。

なお、報道によれば、従業員2人は当初、「むち打ちには同意していた。オーナーは心優しい人」と述べていたというが、被害届を提出した後は、「むち打ちを受けたことをよく思っていない。店には戻らない」と話しているという。

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