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路上検問の警察官はユニフォーム着用とボディカメラ装着が必須

最近になって警察官が旅行者をゆすって金品をせしめる事件が連続して起きていることから、ダムロンサク警察庁長官はこのほど、路上検問に当たる警察官にユニフォームを着用させるとともにボディカメラを装着させるよう命じた。これは警官が着用するベストなどに取り付けたカメラで警察官の言動を録画・録音するもので、米国などでは警官のボディカメラ装着が増えている。

ボディカメラ装着は、チュウィット元下院議員が先にバンコクでは警官が検問で一般市民から金銭を巻き上げるのに躍起になっていると指摘したことが大きな理由とされる。同元議員によれば、警察は以前から賄賂を受け取って違法賭博場を見逃してきたが、このような賭博場が減少して実入りが少なくなっていることから、都内の各署が検問で市民から金銭を脅し取っているとのこと。最近では都内の88署がゆすりで3億2400万バーツあまりを集めたという。

チュウィット元下院議員はさらに、警官のゆすりは私腹を肥やすためではなく、首都圏警察も一部関わっており、各署には検問1カ所当たり1日に少なくとも10万バーツを「稼ぐ」というノルマが課せられているとしている。

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