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実業家が用心棒として雇った現職警官に射殺される 金銭問題でトラブル

バンコク都ワントーンラーン区で12月29日夜、高架道路上で実業家の男性(30)が射殺される事件が発生。翌30日朝、ホアマーク署勤務の現職警官がドンムアン地区の借家にいるところを殺人容疑などで逮捕された。容疑者と被害者は知り合いで、借金の返済を巡る口論の末の殺人事件という。

犯行を目撃していた高速道路管理会社の職員2人によれば、高架道路上に止まっていたバンのすぐ横で2人が口論をしており、1人が暴行され道路に倒れ込み、もう1人は右手に拳銃を持ち倒れ込んだ男性にまたがっていたが、その後、バンに乗って逃走。それを見届けた職員2人が現場に急行したところ、その時実業家はまだ息があり、職員の1人に「(容疑者が自宅にやって来て危害を加える恐れがあるため)妻に電話して子供を連れて家から離れるよう伝えてほしい」と頼んだ。

しかし、すぐに容疑者が現場に戻ってきたため、職員2人は現場から退避。容疑者はバンから降りると実業家に発砲してとどめを刺し、再びバンで逃走したという。

容疑者の警官は逮捕され、6時間に及ぶ取り調べを受けた。警察によれば、容疑者は被害者に運転手兼ボディーガードとして雇われていたが、被害者が容疑者の抱える借金200万バーツの返済を手助けするという約束を果たさないことから口論となり、殺害に至ったとのことだ。

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