富裕層の御曹司 交通死亡事故後に逃亡するも罰されず 明確な説明求める声強まる

エナジードリンク「レッドブル」の創業者の孫として裕福な家庭に生まれたウォラユット容疑者が2012年に高級外車で都内を暴走してオートバイの警察官をはねて死なせたまま逃走した事件で、捜査当局が容疑者を訴追しないと決めたとされることについて、当局からまだ説明がないことから、検察などに説明を求める声が強まっている。

この決定の理由を記した検察の文書を読んだというある弁護士によれば、事故を目撃した2人が「オートバイの警察官は急に車線を変更してはねられて死亡した」との証言が今となって出てきたことが、容疑者を訴追しないとの決定の理由と説明されていたという。

国立タマサート大学の副学長で、法律が専門のプリンヤ氏は7月25日、「検察と警察は国民に説明する必要がある。国民が司法に疑いを抱いたままにしておくことはできない。警察は『訴追しない』と検察が決定したことに抵抗しておらず、その理由も明らかにする必要がある」との見解を明らかにした。

一方、ナルモン政府報道官はこのほど、プラユット首相が同事件の捜査などに関する情報を収集するよう関係当局に指示したと明らかにした。また、首相はマスコミなどに対しこの件をことさら大きく報じないよう求めたという。

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