「ヘビが出た。何とかしてくれ」 消防当局への電話が15分に1回
バンコクの消防当局によれば、タイでは火災発生は199番に電話して消防車の出動を要請することになっているが、バンコクでは「ヘビが出たので、なんとかしてほしい」という電話も199番によくかかってくるという。その割合は約15分に1回とのことだ。
最近ではディンデーン区で体長数メートルに及ぶ巨大なヘビが街路樹から垂れ下がっているという通報があったという。バンコクで消防が出動して捕獲するヘビの数は年間6万匹あまり。このほか、大型トカゲやハチが出たのでなんとかしてほしいという199番通報もあるが、ヘビに関するものが最も多く、全体の9割を占めるとのことだ。
専門家によれば、バンコクにはヘビの天敵が存在せず、また、餌となる小動物が少なくないため、ヘビの生息数は1区当たり(バンコクは全50区)1000匹程度にのぼる可能性があるという。