タイ東北部で狂犬病の感染者が増加
第9疾病予防管理事務所のタウィチャイ医師は2月9日、この数か月間でタイ東北部では狂犬病の感染が増えており、感染者数は合計74人にのぼっていると明らかにした。
今年度(昨年10月-今年9月)に入ってこれまでに狂犬病検査で陽性だったのは東北部のスリン県とブリラム県でそれぞれ67人、7人の計74人だった。全員が過去に狂犬病ワクチンの接種を受けたことがあるという。同医師は人々に対しペットと一緒に狂犬病ワクチンの接種を受けるよう、また、感染が疑われる動物の唾液には触らないよう呼びかけている。 狂犬病は犬のみならず猫やコウモリからも人に感染する。人が感染し発症するとほぼ100%死亡するが、発症前にワクチン接種することで死亡を防ぐことができる。