タイでRhマイナス血液が極端に不足　外国人に献血呼びかけ

２月22日にバンコクのタイ外国人特派員協会で開催されたRhマイナス血液に関するパネルディスカッションで専門家からタイではこの型の血液が非常に不足しており、タイ国内の外国人に献血を呼びかける必要のあることが指摘された。

この専門家、タイ赤十字社国立血液センター顧問のイサラン医師によれば、Rhマイナスの人の割合は西洋人では約15％であるのに対し、タイ人では0.3％と非常に少ない。日本人でも0.5％程度という。観光立国のタイには大勢の西洋人が観光に訪れているが、現在のようにRhマイナス血液の保存量が少ないと、このタイプの血液の人がタイ国内でけがなどをして輸血が必要になった場合問題が生ずることになるという。