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タイ保健省 類鼻疽による死者増加で特に農民に注意呼びかけ

  保健省疾病対策局(DDC)はこのほど、風土病の類鼻疽(るいびそ)による死者がタイ国内で10人ほどにのぼっているとして、とりわけ農業従事者に注意を呼びかけた。

今年に入って確認された類鼻疽の感染例は582件で、内訳は東北部のブリラム県が336件、ナコンラチャシマ県が93件、スリン県が106件、チャイヤプム県が47件など。このうちブリラム県で4人、ナコンラチャシマ県で2人の感染者が死亡した。このほか、南部ソンクラ県では7件の感染例が報告されており、感染者5人が死亡したという。

感染者は農業従事者が53.78%と最も多く、子どもは6.87%だった。年齢別では、65歳以上の高齢者の感染が最多だった。

類鼻疽は土の中など自然界に存在する類鼻疽菌が皮膚から侵入したり、呼吸で肺に入ったりして感染する。発症した人の体液を通じて人に感染することもある。通常は感染から数時間から21日ほどの潜伏期間ののちに発熱などの症状が現れ、発症後48時間程度で死亡することもある。類鼻疽は東南アジアのほか、オーストラリア北部、南アジア、アフリカ、中南米などでも発生がみられる。

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