バンコクでデング熱流行 都庁が4区をハイリスク・ゾーンに指定
- 2018/9/18
- タイ政治
バンコク都庁はこのほど、今年に入りバンコクで約6000人がデング熱に感染し、うち5人が死亡していることから、感染者の多い4区(全50区)を感染ハイリスク・ゾーンに指定。感染対策を強化することを決めた。
指定された4区は、ノンチョーク、ホワイクワン、バンカピ、クロンサムワーの各区。デング熱感染者は今年1月7日から9月8日までの期間に全国で5万2670人、バンコクで5899人となっており、死者数は全国で69人、バンコクに限ると5人となっている。今年のデング熱は死者数が例年より多いのが特徴だ。
デング熱は、デングウイルスが原因の感染症で、蚊を媒介として感染する。急な高熱、頭痛、筋肉痛、発疹などの症状がみられ、まれに重症化し死亡する。日本でも数年前に69年ぶりの国内感染が確認された。