タイ最南部の治安状況が大幅に改善 事件発生件数が7割減

タイ最南部に位置し、イスラム教徒が住民の大多数を占めるという特殊性をもつヤラ、パタニ、ナラティワート3県では2004年初めからイスラム過激派によるとみられるテロが頻発し、治安が極度に悪化した状態が続いている。

ただ、南部国境県管理センター(SBPAC)がこのほど発表したところによれば、2011年から現在までにテロなどの事件の発生件数が約70%減少しており、最南部の治安状況は大幅に改善されているという。

国内治安作戦司令部(ISOC)の下部組織がまとめた統計によれば、事件発生件数は2011年が619件だったが、今年はまだ140件しか起きていないという。

チャナタンSBPAC事務局長補佐によれば、治安当局・治安対策の透明性が改善していること、最南部の治安回復に向けた政策に対する住民の支持拡大などが最南部の状況改善につながっているとのことだ。

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