「メナムの残照」の作者トムヤンティが死去
第二次世界大戦中のバンコクにおける旧日本軍の誠実な青年将校とタイ人女性の恋を描いた「メナムの残照」(原題は「クーカム」=「運命の伴侶」の意)の作者である女性作家のトムヤンティさん(本名ウィモン・シリパイブーン)が9月13日、北部チェンマイの自宅で死去した。85歳だった。
「メナムの残照」はタイで非常に人気のあった小説で、これまでに5回映画化され、テレビドラマ化も7回に及ぶ。また、主人公の小堀という名の青年将校の人柄でタイ人の日本人に対する好感度が大きくアップし、親日ブームを後押しした。