5月1日までに最低賃金を全国一律400バーツに引き上げ タイ労相が約束
ピパット労相はこのほど、5月1日までに1日当たり法定最低賃金を全国一律400バーツに引き上げるとともに、この賃上げによって影響を受ける中小企業を支援する措置を発表すると宣言した。
最低賃金引き上げはタイ貢献党が2年前の総選挙で公約に掲げていたもので、先の不信任案審議でも野党議員から、「ペートンタン首相(貢献党党首)の約束にもかかわらず全国一律400バーツへの引き上げが実現しておらず、タイ貢献党は国民に嘘をついている」などと批判された。
ピパット労相によれば、最低賃金改正の権限を有する、政府・雇用者・被雇用者の代表からなる「最低賃金3者委員会」が4月中旬のソンクラン祭までに開かれ、そこで400バーツへの引き上げに向けた手続きがとられる予定という。