タイ最南部問題 マレーシア首相が「解決に最善を尽くす」と明言
- 2018/10/25
- タイ国内
マレーシアのマハティール首相はタイ公式訪問初日の10月24日、タイ最南部3県でイスラム過激派が住民や治安要員の殺害、無差別の爆弾攻撃、放火などを繰り返し治安が極度に悪化している問題について、可能なあらゆる手段を用いて事件が起きなくなるよう最善を尽くすとの考えを改めて示した。
関係筋によれば、タイ最南部で事件を起こしている過激派はマレーシアの過激派とつながりがあり、また過激派幹部らはタイとマレーシアを行き来しているとも指摘されており、問題解決にはマレーシアの協力が不可欠とのことだ。
タイ政府は最南部の過激派との和平対話を通じて問題を解決しようと試みているが、今回のマハティール首相のタイ訪問が和平対話を加速させることが期待されている。