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エムポックスウイルスの新株出現 重症化の可能性高く、政府は空港での水際対策を強化へ

タイ国立チュラロンコン大学医学部の臨床ウイルス学者、ヨン博士はこのほど、エムポックスの新しいウイルス株が見つかったことについて、世界的な感染拡大につながる恐れがあると指摘した。この新しい株はコンゴ共和国で感染が拡大しており、以前にタイで見つかった株より症状が重くなる可能性があるという。

エムポックスは、モンキーポックスウイルス(別名エムポックスウイルス)感染による急性発疹性疾患で、ウイルスの自然宿主はアフリカに棲息する齧歯(げっしもく)類とみられている。感染に伴う症状は、発熱と発疹を主体としており、2~4週間で回復するが、小児等で重症化、死亡した症例も報告されている。

保健省疾病対策局によれば、2022年からこれまでに世界で1万4520人あまりがエムポックスに感染し、456人ほどが死亡。そのため、タイ政府は国際空港に対し、感染者の入国に警戒するよう指示している。

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